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Ririko Yamaguchi
夏の祭り
長い長い
祭りが終わり
夏は地面に横たわった
ひきだしの中では
忘れられた花火が
くちをつぐんでいる
ひんやりとした風が
町のそこかしこをなでて
眠れない夜に
サイレンの音は
遠くのびてゆく
きつねのお面が
コンと泣いた
(白秋献詩 佳作)
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夏の祭り
長い長い
祭りが終わり
夏は地面に横たわった
ひきだしの中では
忘れられた花火が
くちをつぐんでいる
ひんやりとした風が
町のそこかしこをなでて
眠れない夜に
サイレンの音は
遠くのびてゆく
きつねのお面が
コンと泣いた