top of page
ゆうやけ.png

ゆうやけのむこう

          

  

人にほこれるようなことなんて 
なにひとつできなかった一日も

らいふらいんという
寡黙な細い線にささえられている

そんなことを不意におもいだして
きっとまたわすれてしまうわたしに
防災無線のメロディーが
いつもよりやさしくとどく

ちいさな窓からみえるゆうやけの
とおく、はるか彼方では

ひとりぼっちの恐竜が 
ゆうひをみあげている

bottom of page