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二番目 001.jpg

​二番目に幸せな結末

 

道端に置きざりにされた

片方の手袋の

幸せな結末を考えている

 

たとえば それは

誰か優しき人の手によって

毛糸がほどかれ

小さな手袋に生まれかわること

 

たとえば それは

つがいであることをはじめから拒否して

ひとつの

完全なる鍋敷に生まれかわること

 

思いつく限りの

幸せな結末を考えてみるのだが

 

それは 

一番幸せな結末を

葬ることになるのである

 

君が本当にそうしたいというのなら

雨にぬれても

靴にふまれても

そこで 

待ち続けるがいい

君が

どこかでひとりぼっちになっている

もうひとりの片方と

再び会いたいと願うのなら​​

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