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Ririko Yamaguchi
ゆうやけのむこう
人にほこれるようなことなんて
なにひとつできなかった一日も
らいふらいんという
寡黙な細い線にささえられている
そんなことを不意におもいだして
きっとまたわすれてしまうわたしに
防災無線のメロディーが
いつもよりやさしくとどく
ちいさな窓からみえるゆうやけの
とおく、はるか彼方では
ひとりぼっちの恐竜が
ゆうひをみあげている
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ゆうやけのむこう
人にほこれるようなことなんて
なにひとつできなかった一日も
らいふらいんという
寡黙な細い線にささえられている
そんなことを不意におもいだして
きっとまたわすれてしまうわたしに
防災無線のメロディーが
いつもよりやさしくとどく
ちいさな窓からみえるゆうやけの
とおく、はるか彼方では
ひとりぼっちの恐竜が
ゆうひをみあげている