top of page

島へ

 

​

そして
二人で目を閉じた

​

どこからか
波の音がきこえる


あなたは もう
眠りの島へと着いたのだろうか

​

わたしには 
あなたの島へゆく船がない


その先の言葉がみつからないので
ちいさく口笛を吹いてみた

​

長調でも短調でもないメロディが
泳ぎながら
あなたの耳にすいこまれてゆく

​

今頃、
あなたの眠りの島では
口笛の雨が降っているだろう

O-92-3.png
bottom of page